妊娠前から取りたい葉酸

葉酸はどうして重要なの?

葉酸とは

葉酸はビタミンB群の一種でビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸ともよばれます。
DNA、RNAやタンパク質の生合成を促進する栄養素です。
細胞の生産や再生を助けて体の発育に役立ちます。
胎児にとっても重要な成分で、葉酸を妊娠前から十分にとることで、胎児の脳や脊髄の障害リスクを減らすといわれています。

葉酸が不足するリスク

妊娠6週頃に胎児の脳や脊髄の元となる神経管が完成します。
神経管の一部がうまく閉じなかったために起こるのが、「神経管閉鎖障害」という病気です。
神経管閉鎖障害には、無脳症と二分脊椎症があります。

無脳症は生まれつき脳がない状態で、人は脳がない状態では生きていけないため、この病気をもって生まれたきた赤ちゃんは、数時間後には亡くなってしまいます。
二分脊椎症は生まれつき脊椎の中にあるべき脊髄が脊椎の外に出てしまっていて、それにより、神経の癒着や損傷が生じてしまい、様々な神経障害が出現する場合があります。症状が軽いものから非常に重篤なものまで様々あります。
これらの病気は葉酸の摂取を十分にとることにより、発症のリスクを70%減らすことができるとされています。

妊活時から葉酸サプリが必要な理由

写真AC

赤ちゃんの神経系は妊娠初期から作られます。まだ妊娠だと気づかない内に、神経系の形成が始まるため、最低1ヶ月前から十分に摂取しているのが理想的です。
葉酸が多く含まれる食べ物ほうれん草、モロヘイヤ、アスパラガス、ブロッコリー、納豆、レバー、イチゴなどです。

日本人は平均的な食事で葉酸の摂取量は足りていると言われていますが、妊活中、妊娠中の方は2倍摂取する必要があるといわれています。
具体的な量で言えば、普段の食事プラス400μgの摂取が理想的で、ほうれん草では1束ほど摂取しなくてはなりません。


葉酸だけでは足りない?

葉酸の吸収と代謝には、亜鉛、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12の5つの栄養素が深く関わっており、これらの栄養素を同時に摂取することにより、体内で葉酸を上手く働かせることができます。
このように葉酸と一緒に摂ると効果的な栄養素もあり、日々の食事で考えるのは大変です。
普段の食事にプラスしてサプリメントを利用するのが効率的といえます。
葉酸サプリはたくさんあり、何を飲んでいいのか分からない方も多いと思います。
各販売会社のサイトでご自分に合ったものを探したり、特典やお試しがあるものを選んでもいいかもしれません。

いくつか葉酸サプリのリンクを貼っておきます。

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葉酸サプリを飲む時に注意したいこと
制酸剤(胃腸薬、胃酸を中和する薬)やアスピリンなど関連物質と相互作用し、これらの薬剤は葉酸の働きを阻害します。抗けいれん薬、潰瘍性大腸炎は葉酸の吸収を低下されると言われているので、服用されている方は注意が必要です。かかりつけの医師に相談されることをお勧めします。
しかしながら、葉酸を摂取することで神経管閉鎖障害の出現のリスクをあくまでも減少させることができますが、完全になくすことはできないため、母親にその責任を問うものでないことが言及されます。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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