不妊治療クリニック初診患者の80%は35歳以上!?

私も常々言われいたのが、卵子の老化
このワードを言われた方多いんじゃないでしょうか。
FSHの値も20以上・・・

実は卵子の老化は個人差はありますが、35歳ごろから坂道を転がるようはじまります。
この間にも毎日原始細胞は休眠から目覚め、卵胞へと成長していきます。

なぜ35歳を過ぎてから不妊治療を始める方が多いのでしょう?
その背景には、女性の社会進出が大いに関係していると思われます。

若いうちに、キャリアを積まないと、妊娠、出産、育児によって中断される不安。
職場や周囲の理解がないなど、日本ではまだまだ妊娠、出産、育児と仕事を両立させるのが難しいのが現実です。
そんな状況で、妊娠、出産を後回しにした人もおられると思います。

また、不妊症という知識が浅く、いつかはできると考えている間に時間が経過した方もおられると思います。
日本の性教育は、妊娠ありきの性教育で、不妊の事についての教育は多くはされていません。
なので、知らなくても仕方のない事だと思われます。

日本で不妊治療は秘密にしないといけない?!

日本では、他国と比べて、妊娠についての知識が極めて乏しいという結果が、調査で明らかになっています。
この調査で問題になったのが、パートナーに限らず、家族、友人を加えると、日本は最も不妊について語る事が難しい国という結果です。
皆様も感じてるとは思いますが、日本では不妊を語る事がタブーとされている。

私の友人の話ですが、お姑さんに「不妊治療はしてくれるな。」「そんなことしなくてもいい。」
更には、自分の母親にわざわざ電話で同じことを言われたと聞きました。
特に古い世代の方は、不妊治療に理解のない方が多くいらっしゃいます。

諸外国では不妊の教育は子どもの頃から

フランスでは性教育を「科学」として教え、高校の時に不妊治療の教育が行われています。
日本の性教育では避妊をしないと妊娠しちゃうぞ!といった性教育が主流ですよね。
これって、避妊しなけければ、妊娠は簡単にできると思ってしまいますよね。
これは正しくはないと思います。

日本は少子化がどんどん進んでいます。
子供を持たない選択肢はもちろんありますが、産みたくても産めない人々が沢山いるのに、このままで良いのかな?と疑問に思うことばかりです。

日本は性教育に対する取り組みが、諸外国に比べると少ないように感じます。
この事が、不妊治療の開始年齢を遅らせている原因にもなっていると思います。

とは言うものの、時間を戻すことも、卵子を若返らせることもできません。
今、私たちに何ができるのかを、共有できればと考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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